3.レシピを見ないで作れるようになりましょう。 有元葉子(SBクリエイティブ)
料理してますか?
こんにちは。今日は料理本の紹介です。
みなさんは普段どれくらい料理をしているのでしょうか。
私は実家では全く家事をしなかったせいで、結婚してから止むを得ず料理を始めることになりました。
もちろん最初は妻にダメ出しされてばかりでしたが、だんだんと「自炊は楽しい」と思うようになってきました。
やはり好きなものを食べれるというのは大きいですね。(当然栄養バランスは考慮しますが・・・)
ひと昔に比べて、今ではクックパッドやクラシルなど便利な料理アプリが増えたため、検索すればなんでも作ることができる時代になりました。本当に助かっています。そのため、同じ品ばかりでマンネリ化することなく、どんどん新しいレシピを試せてストックが増えるのがとても面白いです。
また「簡単」「初心者向け」「手抜き」と謳った料理本も大好きで、いつの間にか5冊ほど本棚に並んでいました。個人的には、素人投稿アプリよりもやはり本のレシピの方がおいしいと感じます。お金をかけるというのは大事ですね。
さて、本題の本書についてですが、自炊している人のほとんどはレシピの手順をその都度確認しながら作っているのではないでしょうか。もちろん私もそうです。
調味料を大さじ何杯入れて、いつ投入するのか、特に複数品作っているととても忙しいです。
しかし、この本で著者は何よりも、鍋やフライパンの中の食材の状況をよく見ることが大事だと言っています。
昔はドライブに行くと、目的地の前に大きな木があって、そこを曲がると次に見えるお店を超えて何分・・・というように目的地に着くまでの外の景色を見ていました。しかし最近はドライブでも地図アプリやカーナビが便利になり、何気ない景色を見ることが少なくなっています。
料理も同じです。スマホの画面ではなく、一番大切なのはフライパンの中の食材なんです。
よく素材の様子を見て、調味料を入れて、味見をし、微調整、ゴールにたどり着く。
そのような料理のシンプルな基本をたくさん教えてくれるのがこの本です。
料理は一時期やればそれで終わるものではありません。
今や男女関係なく、ほとんどの人は一生自分でご飯を作り続けます。食事は肉体的にも精神的にも健康を維持するのに大切な役目を担っています。自分や家族のために、今一度基本から見直してみるのもいいかもしれません。