合格する志望動機の作り方【公務員試験で評価される“本当の型”】

合格する志望動機の作り方【公務員試験で評価される“本当の型”】

公務員試験の面接で、ほぼ必ず聞かれる質問があります。
それが**「志望動機」**です。

しかし実際には、この志望動機で評価を落とす受験者が非常に多いのが現実です。

よくある志望動機は次のようなものです。

  • 市民の役に立ちたい

  • 地域に貢献したい

  • 安心して暮らせるまちづくりに関わりたい

どれも間違いではありません。
ですが、面接ではほとんど評価されません。

なぜなら、面接官はこう考えるからです。

「それ、どこの自治体でも言えるよね?」

公務員試験で評価される志望動機は、
“想い”ではなく“理由”がある志望動機です。

この記事では、実際の自治体面接の視点も踏まえながら、
評価される志望動機の作り方を具体的に解説します。

 


なぜ多くの志望動機は弱いのか

まず理解しておきたいのは、
志望動機は自己PRではないということです。

志望動機で面接官が知りたいのは、次の一点です。

「なぜこの自治体なのか」

民間企業の面接と違い、自治体の採用では
地域との結びつきが非常に重要になります。

つまり志望動機は

  • 公務員になりたい理由
    ではなく

  • その自治体で働きたい理由

を説明するものなのです。

ここを履き違えると、どれだけ熱意を語っても評価されません。


合格する志望動機の構造

評価される志望動機には、はっきりとした構造があります。

それは次の3つです。

① 興味を持った背景
② 自治体を選んだ理由
③ 自分がどう貢献できるか

つまり志望動機は

「背景 → 自治体 → 貢献」

という流れで作ると、非常に伝わりやすくなります。

この構造を意識するだけで、志望動機の完成度は大きく変わります。


志望動機のテンプレ(実践型)

実際に使える型を紹介します。


私は〇〇の経験を通して、地域行政に関心を持つようになりました。

その中で貴市は〇〇の分野に力を入れており、
〇〇という地域課題に対して積極的に取り組んでいる点に魅力を感じました。

私自身、これまでの〇〇の経験を活かしながら、
〇〇の分野で市民生活の向上に貢献したいと考え、貴市を志望しました。


この型には次の強みがあります。

  • 志望理由が具体的になる

  • 自治体研究が伝わる

  • 自分の経験とつながる

つまり面接官が評価しやすい志望動機になります。

 

 


ダメな志望動機の典型例

例えば、よくある志望動機です。

私は地域に貢献したいと考え、公務員を志望しました。
市民の生活を支える仕事に魅力を感じています。

一見問題ないように見えますが、
面接官の視点ではこう見えます。

  • どの自治体でも言える

  • 志望理由が浅い

  • 具体性がない

つまり、評価する材料がないのです。


改善された志望動機

先ほどの例を改善すると、こうなります。

私は大学時代に地域イベントの運営に携わった経験から、
地域コミュニティを支える行政の役割に関心を持つようになりました。

中でも貴市は地域活動支援や子育て支援施策に力を入れており、
地域コミュニティの活性化に積極的に取り組んでいる点に魅力を感じました。

これまでの企画運営の経験を活かしながら、
地域のつながりを活かした施策の分野で市民生活の向上に貢献したいと考え、貴市を志望しました。


構造を整理するだけで、
志望動機は一気に説得力が上がります。


面接官が見ている3つのポイント

志望動機で面接官が見ているポイントは主に3つです。

① 自治体研究ができているか

自治体ごとに

  • 重点政策

  • 地域課題

  • 人口構成

  • まちの特徴

は大きく違います。

志望動機の中に
その自治体ならではの特徴が入っているかは必ず見られています。


② 経験とのつながり

志望動機は「やりたいこと」だけでは弱いです。

重要なのは

「自分がどう役に立つか」

です。

アルバイトや仕事、学生時代の活動など、
自分の経験を結びつけることで説得力が高まります。


③ 入庁後の姿が想像できるか

面接官は

「この人が入庁したらどう働くか」

を想像しています。

そのため

  • 関心のある分野

  • 貢献したい領域

が見える志望動機は評価されやすくなります。


志望動機で一番大切なこと

志望動機で大切なのは、
感動的なエピソードではありません。

重要なのは

「なぜこの自治体なのか」を論理的に説明できること

です。

志望動機は

背景 → 自治体 → 貢献

この型で整理するだけで、
面接官に伝わる内容になります。

志望動機がうまく作れないときは、
まずこの構造に当てはめて整理してみてください。

それだけで、
“評価される志望動機”に変わります。


まとめ

公務員試験の志望動機は、次の3つで構成します。

  • 興味を持った背景

  • 自治体を選んだ理由

  • 自分がどう貢献できるか

この構造を意識するだけで、
志望動機の完成度は大きく変わります。

志望動機は「熱意」だけでなく、
**“理由が説明できる志望動機”**を作ることが合格への近道です。

市役所職員に実務で求められるコミュニケーション能力とは?【雑談力ではなく業務推進力】

市役所職員に実務で求められるコミュニケーション能力とは?【雑談力ではなく業務推進力】

 

面接などで「市役所職員に必要なコミュニケーション能力とは?」聞かれると困る。

なぜなら、大抵の人は、対市民で「明るく話せる」「感じが良い」といったイメージしかないから。
でも、実務で本当に評価されるのはそんなうわべの話し上手よりも、仕事を前に進めるための”裏方”のコミュニケーションなんです。

 

この記事では、現場の実務で必要になる「市役所のコミュ力」を、具体的に整理していきます。


市役所の仕事は「自分1人では完結しない」



まず前提、市役所の仕事は自己完結しません。というか、自己完結できる仕事なんて、言ってしまえば大した仕事じゃないんです。

  • 来庁者、電話に対する問い合わせ対応や各種手続き

  • データ入力等の事務作業

  • 資料作成

ぶっちゃけ誰でもできます。”世の中の仕事は高校生レベルでできている”と誰かが言っていましたが、この辺りの話ならその通りです。

ただし、当然、こんなのは新人が担当する仕事のほんの入り口でしかないんです。

 

<実際の本当によくある仕事>

・他の部署と調整が必要な各種調査への回答

・他の部署と調整が必要なレベルの市民からの苦情対応

・他の部署と調整が必要な内部調整(法務、広報、会議体)

 

いま、私はまさに別の課に、将来10年間の収支のシミュレーションを作成するための所管が持っている基礎数値の先々の積算をお願いしている最中です。

 

年々実務経験を積んでくると、任される仕事もステップアップしていきます。そのため、難しい仕事ほど、他部署、あるいは他自治体、都道府県、民間などと一緒に仕事を進めていく必要性にかられます。

自分だけで進められる仕事で成果を認めて欲しいなんて、三流でしかありません。

 


市役所職員に実務で「本当に」求められるコミュニケーション能力3つ

という現実を加味したうえで、実務で求められるコミュニケーション能力をお伝えします。

 


 

1)周囲からの好印象を得る立ち回り【信頼を貯める】

対市民に対する、丁寧なかみ砕いた分かりやすいコミュニケーション。聞き手に周り、否定しない傾聴力。当然です。そんなものは前提です。それはそれとして、綺麗ごと抜きでいきます。

市役所では、上司、部長、課長からの信頼(=好印象)が非常に重要なカギになります。

なぜなら、異動・育成・福利厚生(休暇の取りやすさ・不測の事態のサポート)など、多くの公務員を目指す人が重視するであろう項目を左右する権限を持っているからです。

 

また、他部署の係長以上の偉い人に顔が売れている人、信頼が貯まっている人は、どんどん仕事がやりやすくなります。先ほどお伝えしたように、他部署の協力が仕事には不可欠だからです。(話は逸れますが、この意味で他所と揉めるなんて悪手以外の何物でもありません。)

 

私のおすすめは、新人はとりあえずこの2つをやってください。

①飲み会幹事

②仕事以外の雑務

 

仕事はやって当然、できて当然であり、それが信頼や好印象につながるには数年単位の安定感が必要です。

そんな下積みもない新人が一気に偉い人の好印象を得るには、この2つが断然コスパ良くおすすめです。

 

なぜか?

皆やりたがらないからです。

 

昔と違い、飲みにケーションも一気に廃れ、上司から誘いづらくなりました。部下にとっては業務の延長線上だからです。そんな飲み会の幹事なんて猶更です。

だからここで飛び込める人は他と圧倒的に差が付きます。「あいつは、周りが避ける負担を引き受け、周囲のことをちゃんと考えられるやつだ」という認識になります。

 

仕事以外の雑務も同じです。

よくあるのが、組合活動のイベントや地元の祭りのボランティアです。

ここなんか大チャンスです。

普段、関わりが少ない部署に顔と恩を売れるからです。

 

「関わりがないから、別に仕事でお願いすることもないでしょ…」と侮るなかれ。

だって、定期的に異動する公務員は、誰がどこにいくか分からないのですから。しかも、仕事ができる人ほど、そういう雑務を重要だと捉え、積極的に引き受けています。その人たちは、後々重要なポジションに出世していくことが多いのです。

とにかく、強い(強くなる)味方は多いに越したことはないのです。

 


2)圧倒的な「記録力」

会議、多いです。

打ち合わせ、とても多いです。

 

地方公務員というものは、法令を基盤とする民主主義において、地方自治に従事しています。

そのため、踏む手順が多く形式ばった会議やそのための打ち合わせは本当に多いです。

無駄だと感じる一方、きちんと適正な手順を踏むことが民主主義のプロセスです。

 

そんな中、若手に求められるコミュニケーション能力とは、数多くの会議や打ち合わせの内容・背景・意図をきちんと追い続けて記録することから始まります。

 

なぜそれが大事なのか?

 

それが上司(係長や課長)の視点だからです。

 

解説します。

 

会議や打ち合わせには、1つ1つ手順を踏む意味(目的)があり、ゴールまでのワンステップとしての位置づけがあります。

 

例)二か月後の民間委員との○○対策検討会議のために、来月中には、役所内部での方向性を決めたい。そのために事前に首長レクの必要がある。だから、まずは今月中に部内の調整を図りたい。ついては、部長と所管課の打ち合わせをセッティングする必要がある。

 

この各段階の打ち合わせの内容をきちんと追って、意味を理解し、次の打ち合わせを見据えているのが、係長であり、課長です。

 

なので、係員であるあなたが内容を覚えて追い切れていないと、単なる「言われたことだけをする作業要員」になってしまうのです。

全体像が掴めていないと、今の時点で何をやるべきかが分からないのです。

 

「いや、自分が参加してるんだし、そんな大事な会議の内容なら忘れようがないでしょ!」

って思いますよね。

 

現場の実務では、”そんな大事な会議”が、何個も同時並行で動くのです。

担当部署は、準備するのさえ精一杯で、その場その場で手探りで進むことさえある中で、きちんと追っていくのは、実は結構大変です。

 

…前置きが長くなりました。

 

言いたいことはシンプルです。

とにかく記録に残しましょう。

 

記録なんです。

覚えているなんて無理なんです。

細かいことは翌日には忘れます。

 

係長や課長など偉い人ほど参加する会議も多く、種類も多岐にわたり、前回の打合せの内容をきちんと覚えきれていない…なんてこともあります。

 

あなたが、議事要旨、打合せ用紙を作って、

①会議の目的

②ゴール

③その時結論がでなかったことや次回までの宿題

④参加者の重要な発言

 を記録して、その日のうちに、参加者に送りましょう。

 

 100%重宝されます。

 断言します。

 だって自分でやるのは面倒臭いからです。

 

 きちんと記録ができる人、”あの時、部長はこういう意図で、こう仰っていました”と言えます。それだけで、周囲に貢献するとてつもないコミュニケーション能力です。前に打合せで言っていたこと、会議の記録を共有してくれる人は間違いなく全員の無駄を省き、業務に貢献しているのです。

 

 最初は備忘録レベルで全然構いません。

 

 住民対応、電話対応、ちょっとした同僚との会話…

 

 最初は全て記録しましょう。

 WordでもExcelでも大丈夫です。

 (紙は時間がかかりすぎるのと、保存、検索性に難があるので、おすすめはしません。)

 

 この記録に後々助けられたことが何度もありました。

 


3)根拠と目的を押さえる視点

・何に基づいて言っているのか

・何のためにやるのか

 

雑談ならともかく、業務を前に進めるためのコミュニケーションでは、この2つの視点は必須です。

 

<①根拠について>

公務員は、業務や判断にそれ相応の責任が伴います。

予算や人員が限られている中、全員の願いをかなえることはできないからです。

つまり、全体のために助けられない人が出てくるわけです。

 

その判断を、「何となくこれまでの経験からこっち」では進められません。

どういう判断で、AよりBが良いと言っているのか、どういう理由でこれはできないのか、きちんとした説明責任があります。

 

ふわっと考えているだけだといつか痛い目を見ることになります。

 

判断の背景にあるものとして、法律、政令、省令、条例、規則、国の通達、都道府県の事務連絡、市区町村の各種計画などが主なものです。

 

また、内部事務的には、契約事務規則、会計事務規則、文書管理規定、決裁区分規定…などなど、様々なよりどころがあります。

 

私も判断に困ったら、いずれかを毎回読み返して根拠を探すことが癖になっています。

 

会議や打ち合わせの席で、自分が聞く側になったときも、この視点は役に立ちます。

 

<②目的について>

何のために、この書類は必要なのか、この会議は必要なのか、どういう状態がゴールなのか、忙しい時ほど意外と見落としがちになります。

 

ちょっと実務寄りになりますが、何代も前の担当から前例踏襲で進めている業務については特に、いざその業務の細かい運用の意味や目的を突っ込まれると、答えに窮するものが多くでてきたりします。

 

少し余談ですが、役職者ほどこの視点がシビアです。

私も以前、3段階ほど上の役職者から、関係先から求められて例年対応して作成していた資料について、なぜこの情報をこのタイミングで外に出すのか、必要性を鋭く突っ込まれ、説明に詰まったことがありました。

 

上司から、仕事を振られた時も、その仕事は何のために行うもので、具体的にどんな成果物があればゴールなのか、毎回確認します。

 

仕事を依頼する側ですら、曖昧なことがあります。

これは、しっかりしてくれ、という意味ではなく、部下側が上司とコミュニケーションを取りながら、ゴールの合意を握りにいくべきだということです。

 

全てを上司が指示してくれるとしたら、あなたは上司に負荷をかけ過ぎです。あなたが上司の目の届かない部分を埋めて、サポートするべきなのです。

 


 

まとめ:市役所のコミュニケーション能力とは「仕事を前に進める力」

市役所職員に求められるコミュニケーション能力は、よく言われるような「話が上手い」「明るい」といった表面的なものではありません。

実務で本当に評価されるのは、仕事を前に進めるためのコミュニケーションです。

 

具体的には、次の3つに集約されます。

 

・周囲からの信頼を積み重ねる立ち回り
・会議や打ち合わせを整理する記録力
・根拠と目的を押さえて話す&聞く視点

 

市役所の仕事は、一人では完結しません。
他部署、他自治体、上司、外部関係者など、多くの人と協力しながら進める仕事です。

だからこそ重要なのは、
「自分がうまく話すこと」ではなく、周囲が仕事を進めやすい状態をつくることです。

 

会議内容を整理して共有する。
根拠を押さえて説明する。
周囲から信頼を積み重ねる。

 

こうした地味な積み重ねこそが、実務の現場では最も評価されるコミュニケーション能力です。

面接などで「市役所職員に必要なコミュニケーション能力は?」と聞かれたときは、ぜひこの視点で答えてみてください。

それは単なる理想論ではなく、現場の実務で本当に求められている力だからです。

 

面接に落ちる人の特徴

公務員面接で落ちる人の特徴3選【不合格の原因→合格に直す面接対策まで】

「筆記は通るのに面接で落ちる…」
「公務員面接の不合格理由が分からない」
「次こそ受かるための対策を知りたい」

公務員試験(市役所・県庁・国家一般職など)では、多くは面接が合否を決めます。
そして不合格になる人には、“能力不足”というより評価ポイントとのズレがあります。

この記事では、採用側が実際に見ていると思われる観点(再現性・定着性・行政適性)に沿って、
公務員面接で落ちる人の特徴3選と、今日からできる改善策を具体例つきで解説します。

✅この記事を読めば
・落ちる原因が言語化できる
・志望動機/自己PR/受け答えの直し方が分かる
・「次の面接でやること」が決まる


先に結論:公務員面接は「話す量」より「会話のキャッチボールの回数」です。

 

公務員面接で評価される軸は、だいたいこの3つです。

  • 再現性:採用後も同じように成果を出せそうか

  • 定着性:辞めずに働き続けられそうか

  • 行政適性:協調性・謙虚さ・ルール遵守・ストレス耐性など

つまり面接は、
本当に同僚として、あるいは部下として「この人は一緒に働けるか?」を確認する場です。

逆に言えば、面接で落ちる人は
“良いこと”を言っているのに、採点される形になっていないことが多いです。


公務員面接で落ちる人の特徴3選(原因→対策つき)

1. 志望動機が「どこでも通用する」=自治体研究が浅い

よくあるNG(落ちやすい志望動機)

  • 「住民の役に立ちたい」

  • 「地域に貢献したい」

  • 「貴市のまちづくりに魅力を感じた」

  • 「安定して長く働きたい」

これ、どの自治体でも言えてしまうんですよね。
面接官はここで差をつけます。

面接官が志望動機で見ていること(採点ポイント)

  • 本当に調べたか(=調査力

  • 課題を捉えられるか(=行政の視点

  • 配属後も学ぶ人か(=伸びしろ

  • 志望がブレていないか(=定着性

100点にする対策:志望動機は「行政の仕事×自分の経験」で一点突破

志望動機は、次の“型”に変えるだけで通過率が上がります。

型(テンプレ)

  1. その自治体の課題・重点施策(具体名)

  2. なぜ重要と思ったか(自分の視点)

  3. 自分の経験がどう活きるか(再現性)

  4. 入庁後にどう動くか(現実的)

例文

「貴市が○○計画で△△を重点項目としていることを知りました。私は現職で□□(例:制度運用/窓口対応/事業改善)に携わり、課題の整理→関係者調整→運用改善を継続してきた経験があります。そのため、△△の現場課題を把握し、□□の経験を活かして改善を回す役割を担いたいと考え、貴市を志望しました。」

自治体研究してます」と言うより、研究した内容を材料にして自分のモチベーションを語る
これが刺さる志望動機です。


2. 自己PRが「感想」止まり=実績を業務レベルで語れない

 

よくあるNG(評価されにくい自己PR)

  • 「頑張りました」

  • 「工夫しました」

  • 「協力しました」

  • 「コミュニケーションを大切にしています」

面接官からすると、これだと評価のしようがないんです。
公務員の仕事は、成果そのものよりも「どう決めて、どう説明できるか」が重要。
だから面接でも、あなた自身がその時に取った超具体的なプロセスが見える回答が強いです。逆に、それが見えない場合は徹底的に深堀されます。

100点にする対策:自己PRはSTARで“採点可能”にする

実績はPREPより、実務が伝わるSTARが強いです。

  • Situation(状況)

  • Task(課題)

  • Action(行動)

  • Result(結果)

例文

「(S)○○という状況から○○に関する問い合わせが一時的に急増し、対応が統一されておらず属人化していました。(T)そのため、待ち時間を減らしつつ、説明の質を均一化する必要がありました。(A)問い合わせを類型化し、案内文と運用ルールを整備し、係内で共有しました。(R)その結果として対応時間が短縮し、さらに説明のばらつきが減りました。その後は類似の事例が発生した場合でも、その時の経験を活かしていち早く対応することができました。」

ポイント(ここを入れると一気に強くなる)

  • 数字(件数・期間・頻度)

  • 相手とのやり取り(取引業者/社内調整先)

  • ルールとの兼ね合い(要綱・手順・フロー)

  • 再現性(継続性)


3. 質問の意図を外す=会話にならない(台本を読んでしまう)

 

面接で落ちる人は、準備した答えを言い切ろうとして
質問に対してズレた返答になりがちです。

例:
面接官「転職理由は?」
受験者「貴市の○○施策に魅力を感じ…(いきなり志望動機)」

これだと、どんなに中身が良くても
「対話が難しいかも」と判断されるリスクがあります。

面接官が見ている“業務上のコミュニケーション”

転職理由・退職理由は、裏でこれを見ています。

  • 組織適応できるか ⇒行政の特殊な組織において、謙虚さと協調性等の適性があるか。必要なコミュニケーションが問題なく図れるか。

なぜなら、重要な仕事ほど、他部署や関係者を多く巻き込まなければならないからです。

 

 

+10点への対策:聞かれたことだけに短すぎるほどでいいから、まず「結論→理由」でシンプルに返す

 これ守ると、会話が成立して評価が上がります。

 

 なぜなら会話はそこで終わらず、相手が知りたい場合はまた質問が来るからです。

 

 それが来ないなら、そもそもそれ以上の情報は必要でなかったということです。

 

 行政に限りませんが、普段の社内のコミュニケーション、上司部下の報連相、対顧客 などなど、短い会話で完結に意思疎通を図ることが求められています。

 

 全部を一気に、相手の理解度も、必要量も確認せずにまくし立てることは誰もしないはずです。面接だろうが、まず会話の大前提を守りましょう。私の体感上、これができているだけで、上位3割には食い込みます。(暗記の長文棒読みのなんと多いことか。。。)

 


【即効】公務員面接の改善チェックリスト(このまま使える)

志望動機

  • 「なぜこの自治体か」を一文で言える

  • 施策・計画・課題に固有名詞がある

  • 自分の経験と接続している

  • 入庁後の行動が現実的(いきなり大改革を言わない)

自己PR

  • STARで話している

  • 数字・期間・相手が入っている

  • 継続性(再発防止・仕組み化)がある

受け答え

  • まず結論(1文、長くても1分以内に収まる)

  • 相手の発言の意図をよく聞いて、当たり前の会話(業務上)ができる


よくある質問(FAQ)|公務員面接の不合格理由が分からない人へ

Q1. 緊張して噛んだら落ちますか?

基本的に噛むこと自体では落ちません。
それより 質問に答えているか/筋が通るかが重要です。

Q2. 模範回答を暗記した方がいい?

暗記は前提です。まずはここからです。しかし、それだけでは深掘り質問で崩れやすく、会話になりません。
型を何度も練習しスラスラ口をつくようになった上で、細部は台本ではない自分の言葉で話すことが重要です

Q3. 逆質問で差はつきますか?

つきます。逆質問は見せかけでない意欲を示すチャンスです。ただし、自己満足のアピールをするための質問は、私は逆効果だと思っています。
おすすめは面接官が答えやすい、かつ実務をやっている人しか知らない、ネットに落ちていない質問です。
例:「実際に行政に長年携わられてきて、あまり外からは見えづらく、かつ頻度が高い業務があれば教えてください。」


まとめ:落ちる人は“ズレ”を直せば受かる

公務員面接で落ちる人の特徴3選は次の通りです。

 

  • 志望動機がどこでも通用する(自治体研究が浅い)

  • 実績が感想で終わる(超具体的な業務レベルで語れない=何か言っているようで何もいっていない)

  • 質問の意図を外す(会話にならない。言いたいことが先行している。そもそもよく相手の話を聞く余裕がない。)

逆に言えば、ここを直すだけで合格に近づきます。


面接は“熱意”より、再現性・定着性・行政適性が伝わるかどうかです。

 

これらのポイントを押さえたうえで、模範解答の下書きを丁寧に行い、何度も実際に口に出してみて、暗記をし、推敲を重ねながら自分の言葉にしていく地味な作業が合否を分けます。

最初の業務だと思って、ぜひ前向きに取り組んでみてください。その努力は、入庁後も決して無駄になりません。お約束します。

グループワークに合格する方法と体験談その2

 

 

前回のおさらい

前回までで、まずは、ゴールのすり合わせを行いました。

最終的には、人口増加を「目的」として、お題である「地域活性化施策」をグループで話し合うことを決めるところまで行きました。

 

グループワークで大事なこと

ここで、ようやくお題に対して皆から意見を募ります。

大抵は、1人ずつ順番に考えを話していきます。

 

…が、身も蓋もないですが、正直それ以降の中身の話し合いの内容はどうでもいいです。

何故なら、グループワークではいいアイデアかどうかはさほど重要ではありません。

見られているのは、先のゴールの設定を含め、議論の仕方、相手に向かう態度の方です。

 

議論のポイント

実務を張っているプロにとって、素人の意見など正直斬新だったとしてもたかが知れてます。

なので、私が重要だと感じた議論のポイントを2つお伝えします。

 

①とにかく軽口、雑談を入れて笑顔で場の雰囲気を明るくすること

ぶっちゃけこれに尽きます。

これができれば勝ったも同然です。

場の空気を舐めてはいけません。

誰もが緊張するとてつもなく重苦しい雰囲気で、しかもライバル同士でいい雰囲気を作れる人材は大変貴重です。これは間違いなくその後の話し合いのクオリティを左右します。試験官もそれが難しいことは分かっています。

ただ、リラックスした状態で、何を言っても大丈夫と思える安心感がグループにあれば、とんとん拍子で議論が進みます。成果物の質も圧倒的に良くなります。

 

そのために笑顔と明るい声のトーンは当然として、まず最初に不要な一言を入れてください。

私は、「4人くらいのグループ丁度いいですよね、多すぎると大変だと思ってました笑」とか、「このテーマ大分広くてフワッとしてますね笑」とか意識して敢えて言ってました。

すると大抵は他の人も緊張しているので、「そうですね笑」と返してくれます。これだけで、皆緊張がほぐれて確実に意見を出しやすくなるのです。

 

②言葉の意味を曖昧にしない

次に、先ほどのゴールの認識統一でもお伝えしましたが、そもそもお題の文言の意味をきちんと揃えておくべきです。

言葉の定義をしっかりするということです。

例えば、「若者が住みやすい街にするにはどうしたらいいか」というお題の「若者」とは具体的に何歳から何歳のことを指しているのか、ある人は大学生などの学生や子供を想像するかもしれません。ある人は30代の子育て世代をイメージしているかも知れません。

ここを揃えようとするか、そのまま各論に入るか、間違いなく見られています。あえて試験問題は解釈が分かれるものを入れてきていると感じます。

 

実際の仕事や会議では、一番多くて分かりやすいところだと、「なるべく早く頼むよ」→「金曜日まででよろしいですか?」、「他の課にも伝えといてよ」→「〇〇課の〇〇課長でよろしいですよね?」と確認することで、認識のズレを部下側が無くす必要があります。おろそかにすると、後々トラブルになるところです。

 

まとめ

これら①リラックスした雰囲気を作る事、②言葉の定義に気を付けること、これで最初に定めたゴールまで1案か2案に絞れば、それだけで十分合格圏内に入れます。議論の仕方、相手への接し方については、社会一般的なマナーに気をつければ問題ありません。

 

究極、一緒に仕事をしたい人、居たらありがたい人を次面接に上げるためのグループワークですから、実際に仕事だったらどうするかを考えて行きましょう。そこさえ外さなければ、落ちることはありません。

あなたと一緒に働ける日を楽しみにしています。

公務員試験のグループワーク対策|合格者が実践した「前提条件の確認」という最強戦略

 

この記事でわかること

  • 自治体のグループワーク試験で評価されるポイント

  • 30〜60分でも成果物をまとめる方法

  • 他の受験生と差がつく具体的な立ち回り

自治体ごとに形式が異なるグループワークですが、評価される本質は共通しています。結論から言うと、前提条件を確認し、ゴールを揃えて成果物を完成させることです。


自治体のグループワーク試験は形式がバラバラ

私が実際に経験しただけでも、次のような形式がありました。

  • 4人で机を囲み、討議して回答をまとめる形式

  • 面接のように横並びで議論する形式

  • 他の受験生とチームを組んでゲームを行う形式

形式は違っても、評価されているのは議論の進め方と成果物の質です。それ以外の部分、実際に参加者で必死に議論で導き出した回答は、実はあまり重要ではありません。


未経験者が最初に悩む「何を対策すればいいのか」

初めて受けたとき、私は次のように考えていました。

  • 勉強量をアピールすればよいのか

  • 笑顔で相槌を打つ潤滑油?になればよいのか

これらが不要だとは思いません。しかし、何度か受験して気づいたのは、それだけでは評価されないということです。

 


評価される本質は「成果物を完成させる力」

グループワークは、言ってしまえば業務の打ち合わせと同じです。この後のステップである面接を含め、試験官は歴戦の優秀な管理職層が多く、おそらく次の視点で見ていると思われます。

  • 仕事上の会議を、紛糾させずにきちんと前に進められるか

  • ゴール(会議の目的)に向けて本質的なことを整理できるか

  • 限られた時間で結論を出せるか

つまり、実際に一緒に働いたとして、きちんと仕事ができるかどうかを見ています。


グループワークが失敗しやすい3つの理由

グループワークは、冷静に考えると失敗しやすい条件が揃っています。

初対面かつライバル関係

→同じチームでありながら受験のライバルでもあり、信頼関係がありません。

制限時間が短い

→初めましてから30分〜60分で結論を出す必要があります。

予習不可・役割不明

→本来の会議なら必ず行う事前準備ができず、リーダーさえもその場で決まります。

仕事ならリスケしたくなるレベルの難易度です。


つまり、試験官は日頃の業務の延長である“部下の会議”としてグループワークを見ている

試験官は多くの部下を見てきた管理職です。
彼らが見ているのは、

  • 仕事を前に進める姿勢、議論の土壌ができているか

  • 実際に結果(成果)を出せるか

  • 他者の意見を尊重しながらも、本質ではない意見をはじき、正しい方向に議論を導けるか

です。
他の受験生と違うと思わせるには、成果物志向を見せる必要があります。


最重要スキルは「前提条件の確認と共有」

そのために最初にやるべきことが、
前提条件の確認とゴールの統一です。

なぜ前提条件の確認が必要か

ゴールが違えば、議論は噛み合いません。

なぜなら、何を基準に各意見をすり合わせればいいのか、道しるべが見えなくなるからです。正しい意見はゴール毎に違うのですから。その結果、単なる知識の自己アピール合戦になり、結論がまとまらなくなります。


例題で解説|地域活性化の施策を考える場合

まず、一般的な多くの受験生の動き

お題が出ると、多くの受験生はすぐに施策を出し始めます。

地域活性化のテーマに沿った内容は以下のようなものでしょうか。

  • 観光の振興

  • 地元産業の支援

  • これからを担う子育て支援

  • スタートアップ誘致

しかし、これは順番が逆です。


先に確認すべきは必ず「ゴール」

まず確認すべきは、「何を達成したらその施策は成功か」という点です。

なので、求められるのは例えば次のような問いかけです。

  • 「この地位活性化って、人口増加のためですかね?」

  • 「税収の底上げができればいいんでしょうか?」

  • 「何をもって『活性化』としますか?」

これだけで議論の質が一気に上がります。


ゴールが違うと施策の方向性が変わる

先ほどお伝えしたように、ゴールによって最適な施策は変わります。ゴールが変われば正しい意見は無限にできてしまうのです。

人口増加が目的の場合

税収増が目的の場合

  • 法人誘致

  • 地元産業支援

  • スタートアップ支援

この整理ができると、論理的な成果物になります。


公務員の仕事は「目的→施策」の順番

行政実務では必ず

目的 → 手段(施策) → 成果指標

の順番で考えます。
この思考プロセスをグループワークで見せることが、評価につながります。


この視点を持つ受験生はほぼいない

私が受験した複数の自治体では、
前提条件を確認する受験生は一人もいませんでした。

だからこそ、この一手だけで
議論をリードでき、差別化できます。


実際の進行手順(30〜60分想定)

① 前提条件の確認(最初の5分)

  • ゴールの定義

  • 成功指標の確認

②まず各自で論点整理(5分~10分)

  • 現状の課題

  • 施策の方向性

③ 施策出し(10〜20分)

  • ゴールに沿った施策のみ出す

  • 他者の意見を否定せず、方向性がずれたらやんわり戻す

④ まとめ(5~10分)

  • 施策の優先順位を検討(期待される効果が高いものを優先)

  • 発表準備(必要なら)

 


まとめ|グループワーク対策の結論

  • 評価されるのは勉強量ではなく成果物志向

  • 最初に前提条件とゴールを揃える

  • 目的→施策の順番で整理する

この動きができれば、
グループワークは一気に得点源になります。

 

  • 「まずゴールを揃えたいのですが、何を達成したら成功としますか?」

  • 「目的を人口増とすると、若年層施策が中心になりますね」

  • 「時間も限られているので、方向性を絞るためにまず優先順位を決めませんか?」

究極、これらだけでも覚えて帰ってください。

実務でも会議を前に進める人になります。

公務員試験対策について 都内市区町村 筆記編

①まず筆記試験

今はほぼSPIだと思います。

これは誰でも良いので1冊2周してください。

私は転職する時には、通勤電車の中で毎日少しずつ解いていました。

最近は自宅で受験もできますが、webカメラなど設備が必要なので、会場で受験しました。

複数自治体受験しましたが、2周すればここで落ちることはありませんでした。

苦手意識が多いのは非言語だと思います。

特に文系が多い公務員受験生は、数学(というか算数というか)が絡むものに苦手意識があることが多いです。

私もそうでした。

一方、言語は形式に慣れてしまえばそれなりに順調だったと思います。

非言語は、最初は出来なくても構いません。答えを見て、2周目でも答えを見て、答えを見た後にすぐ同じ問題をやってください。解き方さえ頭に残れば大丈夫です。

全部を完全に理解する必要はありません。

試験が終われば忘れていい。一夜漬けに近いやり方で十分です。なるべくここに時間をかけないようにしてください。公務員試験は、面接対策に時間を使うべきだからです。

苦手な分野がどうしてもあるなら捨てていいです。

どうせ、全部時間内には解き終わりません。

そこまで高い正答率が求められているわけではありません。解ける問題を着実に増やしていきましょう。

公務員になりたい人へ

◎公務員になってよかったこと

 ①10年以上経験してみた感想

 私は新卒で入った一部上場企業の銀行で、外回り営業(個人のお客さん向け)を数年間経験してから、公務員になりました。とにかくノルマがきつかった!預金口座を持っているお客さんを片っ端から探して訪問して、人のいいおばあちゃん達に、リスクもある手数料も高い投資商品を、毎日追われながら詰められながらも、無理やり営業をかけていくのが嫌で辞めてしまいました。

 公務員になって、今のところノルマがある部署への異動はありません(ノルマがある部署の噂も聞きません)。

 目の前の事務作業を淡々とこなしていく仕事は、自分には合っていました。何より銀行員時代には感じることが少なかった、やっている仕事が世の中にとってプラスの意味があると思えるのは、精神衛生上メリットがあると感じています。(本当に意味があるのかは置いておいて、実際は自己暗示でも、「自分の仕事が役に立つ人がいる」、「社会にとって意味がある…はず!」と思えるのは大きいです。)

 事務作業が多いので、コミュニケーションがあまり得意でない私でも、黙々と作業していても問題ないのも地味にありがたいです。(もちろんお客さんには笑顔で、新設丁寧に接遇しなければいけないです。)

 もうひとつ良かったのは、役所の仕事は意外と自分の普段の生活で関わってくることが多いので、そういったものの仕組みや、手続き、裏事情などを仕事で実務を経験しながら知る事が出来たのは、大人のキッザニアのようで面白かったです。ご存じのように数年で担当部署が変わるので、好奇心旺盛な人は色々な分野の事情に詳しくなれるので、民間の1社でずっと務めているよりも知的好奇心は大いに満たされます。やりがいの一つといってもいいかもしれません。家族や親戚に手続き等で頼られること間違いなしです。

 

 ②勤務条件の実際のところ

 究極、部署によるという身もふたもない結論にはなりがちですが、私の場合これは確実に銀行員時代よりも改善しました。ノルマのあった銀行員時代は、ノルマ未達成では、実質的に体調不良でもない限り休むことができませんでした。今は、仕事で重要な会議等でない限りは、周りに配慮すれば簡単に休むことができます。また、勤務時間についても、私は小さい子供がいるためほぼ定時で上がらせてもらっています。繁忙期ではあっても、仕事を翌日に持ち越して定時で帰っています。働きやすさは私の場合は間違いなく公務員の圧勝です。決して高くはないといわれている給料でさえ、転職でアップしました。子育てに積極的に携わりたい、又はそうしなければいけない状況なら、公務員への転職はかなりおすすめです。